箱崎まちづくり計画

pdf箱崎まちづくり計画(平成31年3月)

箱崎は、古くは筥崎宮の⾨前町、唐津街道における宿場町、粕屋郡の政治・経済の中⼼地、さらに明治以降は九州⼤学のある学問の殿堂のまちとして、1000 年以上の歴史を誇るまちです。
この1000 年以上の歴史の中では、沿岸漁業と近郊農業を営みながら暮らす住⺠と商店街が、筥崎宮を中⼼として地域の⼈と⼈の結びつきをつくり、箱崎のまちと地域社会を形成してきました。 箱崎に暮らす私たちは、これまで受け継いできた歴史と伝統のある環境や連帯感のある地域社会を基調にして、住⺠の出会いと交流を通して、お互いにやさしく助け合い、安⼼して暮らせるまちづくりを⾏います。
以上をふまえ、「歴史を⼤切にする」、「⼈づくりを⼤切にする」を基本的な理念とし、まちづくりに取り組みます。


まちづくりの理念

歴史を⼤切にする 歴史と伝統を未来へ継承するため、⻑期的視点からまちづくりに取り組みます
⼈づくりを⼤切にする 地域社会を形成し、箱崎のまちづくりを⽀えるための「⼈づくり」を⼤切にします

 

箱崎校区の将来像

私たちは、以下の将来像の実現のため、箱崎に住み、働き、訪れるすべての⼈が協⼒して、ま
ちづくりに取り組みます。

〜 将来像のキャッチフレーズ 〜
人がふれあい 活気あふれる 歴史と伝統のまち 箱崎
〜 キャッチフレーズが表現しているもの 〜
ふれあい 活気あふれる 歴史と伝統
⼦ども・⾼齢者・外国⼈・
新たな転⼊世帯など
すべての⼈との
ふれあいがあるまち
通りやまちなみに
魅⼒があり、
⼈の⾏き交う
活気にあふれるまち
筥崎宮や唐津街道を
中⼼に発展した箱崎の
歴史と伝統を守り育て、
未来につなぐまち

 

まちづくりの目標

箱崎校区の将来像を実現するため、5つの分野別にまちづくりの⽬標を定めます。校区住⺠や
箱崎校区のまちづくりに関わる全ての⼈が⽬標を共有し、分野別のまちづくりに取り組みます。

交流・コミュニティ 誰もが気軽にふれあえる環境づくり

・箱崎校区は⾼齢者や外国⼈、⼀⼈暮らし、転⼊世帯などが多いことが特徴で、これまで以上に地
域コミュニティが重要になっています。
・多様な交流の場づくりなどにより、⼦どもから⾼齢者まで全ての⼈が暮らしの楽しさや安⼼を感
じられる⼈のつながりをつくります。

安全・安心 安全・安心に生活できる環境づくり

・箱崎は旧唐津街道を中⼼にまちが形成され、現在も路地のある閑静なまちなみが多く残っている
ことから、それらの魅⼒を残しつつ、災害時の対策や歩⾏者の安全確保などが求められています。
・地域住⺠が主体となった防災・防犯活動の充実、歩⾏者ネットワークの確保などにより、誰もが
安全・安⼼に⽣活できる環境をつくります。

歴史・景観 歴史と伝統を尊重した美しく親しみのある街並みづくり

・旧唐津街道周辺は寺社仏閣や町家によって形成された街並みが残る⼀⽅で、無秩序なマンション
建設等で街並みに変化が⾒られます。
・箱崎の歴史と伝統を守り育てるために、まちづくりルールなどにより、これらに調和した街並み
をつくります。

にぎわい 庶民的なにぎわいのある魅力あふれるまちづくり

・本通りやバス通りを中⼼に、物販店や飲⾷店などが建ち並んでいますが、⼤規模店舗の⽴地、⼤
学移転による集客⼒の低下、経営者の⾼齢化に伴う店舗の閉鎖などにより、街のにぎわい・活⼒
が低下しつつあります。
・校区周辺の開発動向にも留意しながら、筥崎宮や商店街を中⼼に魅⼒的な通りをつくり、⼈が⾏
き交うにぎわいのあるまちをつくります。

生活環境 生活利便性を活かした住み心地の良いまちづくり

・校区内に区役所や図書館など公共施設が集積しており、また、鉄道やバスの利便性が良いなど、
⽣活環境が整っていることが特徴です。
・そのような⽣活環境を活かすためにも、⽣活マナーの向上やまちづくりルールなどにより、「住
み続けたい」「住んでみたい」と思われるような住み⼼地の良いまちをつくります。